健康経営で使う
「運動してください」ではなく、
- 階段を選びやすい表示
- 短い健康問い
- 選びやすい健康メニュー
- 休憩を思い出すきっかけ
― 行動経済学・ナッジを、職場の仕組みづくりへ ―
“もっとやってください”を増やす前に、
行動しやすい仕組みを考える。
制度をつくった。研修もした。何度も伝えた。
それでも動かないとき、本人以外に変えられるものはないでしょうか。
行動経済学・ナッジを、面白い知識ではなく職場の仕組みづくりへ。最初から「2か月の問い伴走」まで設計した、現場で生きる仕掛けづくり研修。
こんなこと
“やってください”の限界
ではなく、「そもそも、
動きにくい環境になっていないか?」
知っている
理解している
でも行動しない
ということがあります。そのとき、「意識が低い」「主体性がない」と結論づける前に、「行動しにくい設計になっていないか?」と問い直します。
本人×環境
この研修の出発点は、「人を変える」ではなく、「人が動きやすい環境をつくる」です。
例:社員が相談しない
「もっと相談してください」だけではなく、
を見る。
行動の問題を、本人だけではなく、まわりからも考える。
4つの視点
“社員が動かない”を、4つの視点に分解して見ます。
そもそも、その制度・行動・施策を知っているか。
何をすればよいか、具体的に理解できるか。
時間・手間・手順・環境・心理的負担が大きすぎないか。
必要な瞬間に、その行動が意識に上るか。
例「研修内容を実践してほしい」
“知っているのにやらない”を、
一つの問題にしない。
4つの視点
行動しない理由を、やる気不足だけにはしません。単純に、
こともあります。そこで、
などが役立つ場合があります。
4つの視点
人は、次のようなことがあるだけで、行動しにくくなる場合があります。
そこで、ナッジ以前に、
「そもそもプロセス自体を簡単にできないか?」を見ます。
業務改善+ナッジ
行動を促す前に、「そもそも、この制度・手続きは必要?」を見る。つまり、
の両方を見ます。使いにくい制度を残したまま、社員をナッジで何とか動かそうとする設計は推奨しません。
ナッジで、
悪い仕組みをごまかさない。
ナッジの本質
「相手をこっそり操る技術」
としては扱いません。
選択の自由を残したまま、望ましい行動を取りやすくするよう、環境や情報の提示方法を工夫すること。
「人を思い通りに動かす技術」
として売りません。
優先する表現は、
ナッジの本質
安全・法令・重大リスク・コンプライアンスなど、明確なルールや強制が必要な場面では、ナッジだけに頼りません。
ナッジの本質
両方が必要な場合があります。ナッジを、教育の代替にはしません。
報酬などによる行動促進と、ナッジを同じものにはしません。
この研修の考え方
この研修は、
を知って終わる研修ではありません。本当に目指すのは、「そもそも、動きにくい環境になっていないか?」と考えられるようになることです。
という“行動設計の思考”を、職場で使えるようにします。
「人を動かす研修」
「人が動きやすい環境を
設計できる人を育てる研修」
倫理
本研修の重要テーマです。
行動を具体化する
抽象的な目標のままでは、仕掛けを考えられません。誰が・いつ・何をするかまで具体化します。
行動の障壁
仕掛けづくりの5視点
一般企業でも使いやすい、環境を整える5つの操作です。
必要な情報が、目に入りやすいか。
何をすればよいか、一瞬で理解できるか。
行動の負担が、小さいか。
必要なタイミングで、きっかけがあるか。
本人の選択余地が、残っているか。
見える・わかる・簡単・
その場・選べる。
仕掛けづくり7ステップ
何を変えたいのか。
誰に・いつ・何をしてほしいか。
今、何が起きているか。
なぜ行動しにくいのか。
小さく環境を変える。
小規模に実験する。
結果を見て修正する。
仕掛けづくり7ステップ
ナッジアイデアを100個出すこと
が目的ではありません。
先に、「なぜ行動していないのか?」を見る。
の順番を守ります。
職場のナッジ活用例
「運動してください」ではなく、
「安全確認してください」ではなく、
「研修内容を実践してください」ではなく、
「早めに相談してください」ではなく、
「理念を意識してください」ではなく、
「改善案を出してください」ではなく、
「顧客を見てください」ではなく、
「新システムを使ってください」ではなく、
ポスター・表示・通知もナッジになり得ます。しかし、単に目立つものを置くことだけではありません。
重要なのは「どの場面で、どんな行動を起こしやすくしたいか」
問い×ナッジ
一般社団法人すこやか職場の、重要な独自性です。
行動しやすい環境をつくる。
本人の注意・思考を、特定のテーマへ向ける。
この2つを組み合わせることで、
という設計ができます。これを、「問いナッジ」と呼んでいます。
問い×ナッジ
行動しやすくする。
少し起動する。
環境側+本人の思考
の両方から、小さく後押しします。
仕掛けが環境を変え、
問いが本人の頭を起動する。
問い×ナッジ
命令を疑問形に変えただけ、にはしません。
問いナッジを、社員を質問で誘導する技術
にはしません。
目的は、本人自身が一瞬、
余地を残すことです。
制度と行動
ということがあります。対象例:
の間を見ることを、重要テーマにします。
制度と行動
利用率を上げること自体が
目的ではありません。
見るべきなのは、
組織開発・経営企画・管理職
組織開発では、人を直接変えるだけではなく、
を変える。ナッジは、その中の“小さな環境設計”として位置づけます。
などを、
ではなく、日常で思い出し、使いやすくする設計へつなげます。
管理職向けにも応用できます。
指示を増やすだけでなく、動きやすい環境をつくるマネジメントへ展開します。
研修の進め方
ではなく、実際の自社施策を題材に問います。
参加者自身が、仕掛けづくりを体験できる研修にします。
研修の進め方
研修の中心ワークです。
| テーマ | 現状 | 障壁 | 仕掛け案 |
|---|---|---|---|
| 健康施策への参加を増やしたい | 案内を見ても後回し | 申込が面倒・時間帯が合わない・効果がわからない | 申込を1クリックにする/昼休みの短時間版を用意/参加者の声を共有/前日に短い問いを届ける |
| 作業前の安全確認を習慣にしたい | 確認が形だけになっている | 確認項目が多い・作業直前に目に入らない | 確認項目を絞る/作業場所に表示する/作業前に安全問いを置く |
| 研修内容を職場で使ってほしい | 翌日には元の仕事に戻る | 使う場面がわからない・忘れる | 研修中に使う場面を一つ決める/翌日に短い問いを届ける/最初の実践を小さくする |
| 理念を判断に使ってほしい | 掲示しているが使われない | 判断の場面で思い出さない | 会議の議題に理念の問いを一つ置く/判断に迷う場面の例を共有する |
| 新しい休暇制度を使ってほしい | 知られているが利用が少ない | 申請手順がわからない・周囲が使っていない | 申請手順を1枚にまとめる/利用者の例を紹介する/上司から声をかける場面をつくる |
| 新システムを使ってほしい | 旧来の方法に戻る | 最初の操作がわからない・入口が見つけにくい | 最初の一操作だけの手順を用意する/よく使う画面への入口をまとめる |
| 改善提案を増やしたい | 提案が出ない | 書式が重い・何を出せばよいかわからない | 一行で出せる形にする/「今日、一つ面倒な仕事は?」と問いを置く |
| 顧客の声を聞く機会を増やしたい | 社内会議ばかりになる | 誰に会うか決まっていない・予定が埋まっている | 週初めに「今週、誰に会う?」と問う/顧客訪問の枠を先に確保する |
| 早めの相談を増やしたい | 遅れてから報告がある | 相談タイミングがわからない・相談先が不明確 | 「遅れそうだと気づいた時点」を相談タイミングとして明示/相談先を一覧にする/短い相談時間を定例化する |
試す・学ぶ・測る
ナッジは、最初から全社展開だけではありません。
試す・学ぶ・測る
ナッジが効かなかった場合、「社員の意識が低い」
で終わらせません。
試す・学ぶ・測る
やった/やらなかっただけでなく、可能な範囲で次のようなものを見ます。
数字だけで、施策の価値を判断しません。
研修のキャズム
「ナッジ面白いですね」
「この事例すごいですね」
「ナッジを知る」と「自社の施策を設計し直す」の間には、キャズムがあります。
2か月問い伴走
本研修は、研修+研修後フォローではありません。
研修当日から2か月の問い伴走まで、一つの研修として設計します。
2か月問い伴走まで含めて相談する2か月問い伴走
問い伴走は、朝晩2回・合計数十秒程度の短い問いを基本とします。
を課す設計ではありません。
2か月問い伴走
2か月問い伴走
研修翌日から8週間。行動を具体化し、障壁を見て、小さく試し、振り返って修正します。
2か月で、すべての施策が高い成果を出す、とは考えていません。
目指すのは、次の思考と行動が日常に入り始めることです。
長期展開
標準:研修+2か月問い伴走その上で、3か月・6か月・1年へ発展できます。
など、複数テーマへ行動設計思考を応用する。
日常活用化
定着とは、ナッジ理論を説明できること
ではありません。
日常で、
と自分で問い、実際の仕組みを少し変えられること。これを、仕掛けづくりの日常活用化と呼んでいます。
問いの内在化
これを、“仕掛けづくりの思考OS”と呼んでいます。
行動設計の視点
に、次の視点を加えます。
制度を設計するだけでなく、
制度の中で人がどう動くかまで設計する。
3層設計
行動設計文化
「社員が動かない」→「本人以外に変えられるものは?」と考える
制度・施策を行動の観点から見る
指示だけでなく環境を整える
「人のせいにする前に、仕組みを見る」ことが普通になる
研修だけで文化化する、とは考えていません。
ナッジだけでは解決できないこと
以下の場合は、制度・構造そのものを変える必要があります。
ナッジを、構造問題をそのままにするための
小手先テクニックにはしません。
研修成果の見方
見るのは満足度やナッジ知識の理解度だけではない
など、行動設計思考の変化を見るという視点を持ちます。
こんな企業・担当者に
使われていない制度や施策を題材に、仕掛けづくりを一緒に考えます。
自社施策を題材に相談する研修プログラム例
実装手段
仕掛け・問いを、日常に実装するための手段です。
研修後、受講者に問いを届け、“仕組み側を見る思考”を日常の中で思い出す仕組み。
出勤時・退勤時などの日常場面で、短い問いに触れる仕組み。
職場の中で問いと出会う場所をつくり、行動のきっかけを環境側に置く仕組み。
よくある質問